S2Kトレードブログ

売買記録、トレードテク、銘柄分析など

2019年7月の振り返り

   

7月相場お疲れ様です。

上旬は堅調でしたが中旬以降は売られる日が多く、7/18には値下がり数が2000超で6日騰落レシオが60を切る日もありました。

  • 日経平均 21,521.53円 +245.61円 +1.2% 22,994,600,000株
  • TOPIX 1,565.14 +14.00pt +0.9% 22,994,600,000株
  • マザーズ指数 904.92 10.47pt -1.2% 1,139,726,700株
  • JASDAQ 3,484.19 +78.58pt +2.3% 1,805,356,300株

高指標グロース株が徹底的に売られる展開で、決算後のモメンタムも続かなくなりました。好決算で上げてもまた下げて戻ってしまう。取ったリスクに対してリターンが小さく、その分難しい地合でした。

このような中で私の口座は、6月に仕込んだ収益バリューを中心とした銘柄たちの上昇、ユニゾの買い、IPOのデイトレ、イベント取りにより月次ベースでYH継続となりました。

プラス要因・マイナス要因

6月に以下の仮説で買った収益バリューを中心とした銘柄たちを仕込んでいたので、7月はその検証となりました。

  1. 割高新興株から安値放置されたバリュー株への資金移動が起こる。
  2. 消費税増税前の駆け込み契約により7-8月決算のB2B銘柄の売上が一時的に急増する。
  3. とりわけIT系は補助金の後押しで2の傾向が加速する。
  4. 2-3を嗅ぎ付けた決算前の期待買いが入る。

6月仕込み銘柄については基本的にやることもなく、決算までの動きを見ていました。結果的にはほぼ想定どおりで、7月1週目あたりから徐々に4の買いが入り始め、2週目以降は決算が出始めて2,3が検証され、3週目以降の決算集中期間に入ると2,3に気付いた人の連想買いが入る→決算でまた2,3が検証されるというフィードバックが回りだして連日PFの評価益が膨らんでいきました。

それ以外の保有株では、レッグスがレーティングと上方修正で上値追いをしてくれました。自分の感覚では1600円弱が適正価格ですが、レーティングは3000円と。レッグスは1100円台から買った最初の位置からおよそ2倍に。ただ、上手い人は900円代で買っているでしょうね。私は監視しているうちにディズニー提携の材料で飛んでしまったので、結局4桁円台で買う羽目に。

# 恩恵を受けている身で言うのもなんですが、いちよし証券は昨年ワークマンにひたすら低いレーティングを付けていて、一方でこういう無茶な目標価格をつける銘柄もあって、レーティングの信憑性がどんどん低くなっているような気がします。

その他には7/10のユニゾ買いの利益も大きかったです。今見るとTOB価格を上回ってさらに上値追いしているので、結果的には持ちっぱなしでよかったですね。

一方うまくいかなかったのが高指標株。上述のとおり新興→バリューの流れが来るとは言いつつも、個別銘柄で超絶好決算なら例外的に買われると思いきや逆に売り浴びせられてしまいました。具体的にはロゼッタ。好決算を引いてS高を取ったにもかかわらずその後暴落して含み益を全部飛ばしました。少量買い直していますが当初の利益には遠く及ばず。

また、月末に電算システムの決算持ち越しで大きく被弾。6月より新しい投資法を取り入れ、その評価モデルで分析すると2Qも好調、かつ通期上方修正も狙えると見て多めに買っていました。決算前にこの銘柄らしからぬイナゴ銘柄的な値動きをし始めたので嫌な予感がして1/3は減らしたのですが、残り2/3の下落をまともに食らいましたT T

 

決算後の値動きについて

決算の後よりも前に買う人が増えてGU率が低くなり、結果として決算後に買う方がリスクリワードが良くなっていきそうだと見ています。ただし、好決算銘柄を早く買って大和投信等の買いで株価上昇を狙うようなトレードは、今後しばらく機能しづらくなるのではないかと思います。このあたりを見るとここ半年でマイナス4%と損しちゃってるし、さすがにもう無茶な買い方は控えてくるんじゃないだろうか?となれば、今後は個人VS個人ないしディーラーの比率が増え、ボラは大きく、トレンドが生まれにくい状態になるんじゃないかと。下げたら買い、上げたら売りが基本で、高いところを買ってさらに高く売るトレンドフォローは成功しづらくなるかもなあと考えています。

 

新投資法について

6月から取り入れた新投資法。いつまでも”新”というのもおかしいですよね。今後は”業績カタリスト投資法(仮)”と呼びます。

この手法の要諦は精度とシンプルさ(分析効率)のバランスを取った業績予測モデルです。ここからEPSを弾き出して現在の株価と比較することで、買いかどうかを判定します。

基本的なアイディアは以下のとおり。

  1. 目的変数を株価とした1モデルではなく、業績(EPS)とPERの2モデルとする。2モデルの目的変数を説明変数としたモデルでオレオレ目標株価を算出する。
  2. 業績予測モデルの説明変数の数は極力少なくする。これによって分析可能銘柄の幅を増やし、かつ分析時間を減らせる。つまり、限られた時間でより多くの銘柄を評価できる。
  3. 説明変数のウェイト(係数)調整で精度を上げるのではなく、目的変数への係数掛けで精度アップ(予実乖離の解消)を試みる。
  4. PER予測モデルは業種・業態、ビジネスモデル等でウェイトを調整する。

この手法のミソは説明変数に何を使うかなのですが、とある数値を採用してみたところ予想以上に機能しています。6月-7月で試しましたが、今のところかなり良い感じ。おかげでエイトレッド、テクマトリックスあたりは決算跨ぐのあまり怖くなかったですね。逆にペパボにはモデルが適用できませんでした。なのに資金投じて決算跨いで無事しぼうという…。

概ねイケてる手法ですが、やはり株価の反応を完璧に読むことはできません。個別の判断は必要ですし、いきなり全資金ぶっ込みみたいなこともできません。

以下余談。

この投資法は元々「決算でコケても下がらない(GD陽線をつくる)銘柄があるのはなぜなのか?」という疑問からスタートしました。単に空売りの買い戻しもあるでしょうけど、それとは別に明らかに意図して買われるやつがあるじゃないですか。それがなぜなのかと。色々と調べて検証しているうちに、その副産物としてこの手法にたどり着きました。

昔このブログで5Cモデルなる銘柄評価モデルを紹介しましたが、業績カタリスト投資法は投資成功率が段違いに高いです。また、この手法の違いとしてチャートを一切見ません。しかしながらこの手法で買っていくと、体感的に95%は後からチャートが整ってきます。チャートって結果なんですよね。買われる理由がある銘柄に気付いた人たちがじわりじわり買ってくるから、結果として特定のパターン形状になるだけ。チャートが先じゃない。買われる理由が先、チャートは結果。

まだ試行錯誤は続きそうですけど、6月から強力な手法をひとつ得たことで、精神的に大分ラクになりました。人それぞれ色々な投資手法があると思いますが、儲かるかどうかとは別にアイディアを試行錯誤していくのはおもしろいなあと感じます。皆さんはどんなアイディアを使っていますか??

 

おわりに

7月は概ねうまくいきましたが8月は厳しくなりそうです。週次記事に書いたとおり月初からペパボで大損し、大幅マイナスからスタート。気持ちは常に年初来0%で、無理せずやっていこうと思います。

 

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