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続けること、積み重ねることの価値

   

イチローが現役を引退した。野球に興味のない人でもイチローの名を知らない人はいないだろう。それくらい大きな存在、生ける伝説だった。

イチローを見るたびに感じるのが、表題の続けること、積み重ねることの価値。才能×努力×時間が少しずつ積み重なり、とてつもない高みへと登ってゆく。試合で見せる華やかなプレイは、延々と続く積み重ねの線上にある点のひとつに過ぎない。それが他者の目からも分かるからこそ、ひとつひとつのプレイや言動が、その背景にある積み重ねを想像させ、より一層の感動を呼ぶのだろう。

積み重ねてきたものには凄みがある。説得力がある。

ビジネスの世界でも同じ。決算は延々と続く積み重ねの線上にある点。資本と知識・知恵と労力を投下し続け、日々積み重ねることでやがて形になり、数字に表れる。



一介のサラリーマンでも同じ。むかしある証券マンの話を聞いたことがある。50代くらいのどこにでもいそうなおじさん。肩書きもない。株をやっていれば想像が付くけれど、特別な強みのない証券会社の商品を売るのは大変。株に詳しい人は簡単に信じないし、詳しくない人は騙されるんじゃないかと身構える。話すら聞いてもらえないことも多々あるだろう。しかしこの証券マンの方の話は皆聞いてしまうという。なぜか?この方は新入社員の頃から数十年に渡って毎日、日経新聞の切り抜きをスクラップノートにまとめていた。それ自体が売る商品の価値を高めるわけではないけれど、数十冊の分厚いノートを見せられるとその方がいかに本気で株の世界に打ち込んできたか、その凄みに唸りもっと話を聞いてみたいとなるそうだ。記事の切り抜き自体は誰でもできるけど、それを数十年毎日続けることで、結果的にこの方の信用がとてつもない高みへと登ってしまった。その過程の線上に商談という点があり、点に居合わせた人は積み重ねてきた線を想像して唸ってしまうのだろう。

相場の世界でも同じことが言えないだろうか。

投資の考え方・儲け方は様々あるけれど、続けてゆくことで価値が積み上がるようなやり方をしていきたい。一足飛びに上に行けるような特別な才能のない自分を認めつつ、将来時点から見て今やるべきこと・やれることを粘り強く続けていきたい。その過程では損して凹んだり、他人が羨ましくなったり焦ったりすることもあるだろうけれど、良いものは取り入れ、向かないものは諦め、ひたすら積み上げていくことでしか理想には近付けない。それを忘れないようにしたいと思う。

最後にイチロー選手、お疲れさまでした。そして感動をありがとう。

 

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