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投資手法あれこれ

      2019/06/21

数ヶ月ほど前から個人投資家がツイキャスで語ることが流行っている(?)ようです。

例えば以下のようなもの。

そういえば自分も株を始めた頃はバリュー投資だったなあとか、グロース投資は理想だけど難しいんだよなあとか思いながら聞いていました。人によって考え方に賛同できる部分、そうでない部分あると思いますが、相場参加者がどんな考えを持っているのかが分かるのはおもしろいですね。私が株を始めた頃では考えられないことで、今は本当に情報がオープンになったと感じます。企業の情報開示も多く、それを取得するサービスも豊富、さらにTwitterで勝ち組のやり方をリアルタイムで見られる…株を始めて一年で昔の3-5年の経験値を積めると思いますよ。ほんと。

 

投資手法

上記1つめのツイキャスにおいて、バリュー投資VSグロース投資というテーマで議論されています。

かぶ1000さんが資産バリュー投資。井村さんがグロース投資。

べるさんはやや毛色が異なる手法で、期待値で値幅を獲る投資(例えば決算モメンタム投資など)。

3人がそれぞれの主張をしていて、皆間違っていないけど話はまとまりませんねw でもこのツイキャスはこれでよかったと個人的には思います。仮にべるさんがもっと具体的に手法を説明してかぶ1000さんが納得、それを初心者がわかるように噛み砕いて解説したとすると、その手法は一気に優位性が無くなるんじゃないでしょうか。そうなったら困る人いっぱいいますよね…私もですw

バリュー投資とグロース投資

自分なりにバリューとグロースについて思うことをつらつらと書いてみます。

バリュー投資

バリュー投資には資産バリューと収益バリューがありますが、今回は資産バリューの方について書きます。

収益バリューと資産バリュー | エナフンさんの梨の木

この投資法の良いところは時間による不確実性を排除できるところだと私は思います。荒っぽく言えば買った瞬間に勝ちが確定する。地合が荒れて先の見通しが立たなくなればなるほど時間を頼りにした投資は成り立ちづらくなりますが、バリュー投資ならその問題から解放されると。また、値動きがマイルドなので時間をかけて大きな資金を入れやすいというのもあると思います。流動性の無い小型株に突っ込むのは危険ですが、分散すれば良いだけですし。

弱点としてはリターンの上限が知れていること。マイナスが0に戻る過程を獲る投資法なのでこれはしょうがない。アクティビスト化してリターン追求という選択肢もあるので一概に言えない気もしますが。

また、財務を読む能力や業界動向を把握する能力が必須で、これが厄介。自分が間違っていても気付きにくいという点もデメリットだと思います。

グロース投資

資産バリュー投資と真逆で時間による企業価値の増大を獲る手法です。売上・EPSの拡大が続く限り企業価値は膨張するので、株価のアップサイドが非常に大きい(可能性がある)のが良いところ。

弱点としては、成長が全てという投資家が株価を支えているため、四半期決算でコケると即売られてしまう点。さらに競争優位性を失ったと判断されるとPERの切り下げが発生し、EPSの減少×PER水準訂正でめちゃくちゃ株価が下がります。ここで難しいのが、本当に競争優位を完全に失ってしまったのかという見極めです。あえて言い切ってしまうと、厳密には誰にも判断できないと思います。後から振り返ってしかわからないというか。となると、決算でコケたら一旦売って様子見、次の決算で問題が無いようなら再度買うというのが合理的な行動になりますが、これは投資に不慣れな人からするとかなりストレスになると思います。1000円で買った株を500円で損切りして2000円でまた買う、誰だって本当はこんなことしたくないですよw

いちいち決算でコケても売らずに持っておく方法もありますが、企業・事業環境の見極めを誤ると大損する恐さがあります。




バリュー投資もグロース投資も一長一短で、手法自体の優劣は無いと私は思います。自分の性格や経済環境と合うやり方が結局一番良いんじゃないかな。

なお経験的には資産バリュー投資がいちばん難しく感じます。自分の場合は性格的に向いてないのもあるけど。この手法で結果を出し続けるかぶ1000さんはすごいと思います。しかし初心者には厳しいと思うし、資産規模が小さいのにあえて難易度の高い方法を選ぶ必要もないんじゃないかなあとは思いますね。

資産規模が小さいうちはべるさんのようなやり方で効率的に増やして、次第にバリュー投資やグロース投資に移行してゆくのが一番良さそうに感じます。

 

その他の手法

純粋な投資手法の話とはちょっと違うかもしれないけど、誰しも自分なりの投資・トレードの手法やアイディアがあると思います。私も色々やってる気がしますが、最近は以下のようなやり方が多いです。

投資系

決算後水準訂正狙い(モメンタム投資)

決算を見て買う投資法。好決算かどうか、買いかどうか、何かしら変化が見られるかを判断できればいいので簡単で、その割に安定して儲かる。もちろんハズレくじもありますけどそれは損切りすればいいだけですしね。ただこのやり方は誰でもできるが故にやってる人が多く優位性を出しづらいため、近頃は値幅を取りづらくなっているように感じます。

業績先回り

決算が出る前に好決算を予測して買い始める投資法。大人もオルタナティブ・データ投資とか言ってやってますよね。私は最近新しいやり方を考えついて取り入れてますが、かなり良い感じです。ローリスク・ミドル〜ハイリターンで、まとまった資金も入れられる。でもやっぱりライバルはいます。今日も1銘柄買いましたが、何の材料も無いのに特買いスタート。つまり同じ考えでやってる人がいるってことですよね。

ビジネスモデル

ビジネスモデルによる優位性を評価して買う投資法。地合が良い時期しか使えない扱いする向きもありますが、そんなことないと思います。PERの切り上げが起こるには必要条件のひとつだと思います。また、もっと直接的に株価上昇につながる理由もあります。怒られそうなので書かないけど気付く人は気付いてますよね?

思惑

風が吹けば桶屋が儲かる的な投資法。これも中々バカにできない。株価は虚(PER)と実(EPS)で決まるのだから、たとえ実際には業績が上がらなくても、市場の認識が変わるナニカがあれば投資・トレードチャンスになるわけで。

ぱっと思いつく例で言えば、まずレッグス。業績も良いんですけど、6/14にアラジンカフェがオープンすることがわかっていたので注目されるだろうと買い持ちしてました。それから一ヶ月ちょいの間に結構上げていたので、いざ6月半ばになったら出尽くし下げきちゃうかなあとビビってましたが素直に上へ。# 助かった

他にはM&Aキャピタル。ココカラファインの買収をニュースで見て、こりゃ受注したM&A会社は大儲け待った無しだろうと。どのM&A会社が請け負うのかはわからないけど、調剤薬局ならM&Aキャピタルじゃないの、少なくとも市場はそういう認識をしてくる可能性が十分あるだろうと買い付け。さらにFOMC前から金利下げの見通しがニュースになっていたので、低金利ならレバかけたビジネスに追い風だろうというのもあって、少なくとも負けはなさそうだなあと気楽にいけました。

他にも色々あった気がします。こういうの好きなんですよねえ。

 

トレード系

順張りスイング

投資系の話とも絡みますが、たまに純粋なトレードで順張りのスイングをします。シンプルで行動に説明が付けやすいので、メンタル面でも楽だし値幅も取りやすい。

期待値トレード

IPO直後の銘柄を売買するときに多用。ほぼデイトレになる。また、地合が崩れてから一回目のリバを取るときにも使う。

相対トレード

Aが◯◯ならBは××なはずでしょの歪みを取るやつ。出遅れ銘柄投資とは似て非なるものと認識してるのでトレードって呼んでます。

リバ取り

暴落後の鉄火場取り。これはほぼ趣味。普通に順張りした方が結局儲かります。




こんな感じでしょうか。

なお投資・トレードの手法って別に多く持つ必要は無いと思うんですよね。いちばんリスクリワードが高くてボラが少ないシンプルな方法を淡々と続ける方が儲かりやすいんじゃないでしょうか。また、ある程度経験値を積んでくると手法よりも観察力や考え方の柔軟さ、メンタルの持ち方の方が断然重要な気がします。

さて、皆さんはどんな投資・トレード手法が好きですか?

 

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