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プラネット(2391)の越境EDIと成長ポテンシャル①

      2017/03/29

トランプ大統領就任前ということで市場は警戒モードですね。私は短期的なポジションを持っていないので特に何もせずです。

 

さて、今回は持ち株のプラネットについてメモ。これから何回かに分けて書き残していきます。

プラネットとは

日本国内においてライオン・ユニチャームなどの日用品メーカーおよび卸と小売の受発注EDIを運営する企業です。

http://www.planet-van.co.jp/

 

実質独占状態の競争優位性

同業同種サービスで圧倒的No.1のシェアです。

競争優位の源泉はこの会社の設立経緯にあります。株主構成を見てもわかるとおり、国内主要メーカーのためにできたような会社です。そのため、他のIT企業がこのようなプラットフォームを作ったとしても、利害関係も絡んでプラネット以外にスイッチする可能性はほぼゼロ。

実質競争がないため、基本的に売上は増え続けています。

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プラネットの強み より

 

越境EDIによるストック型ビジネス拡大

2016/11/29に以下の開示が出ました。

中国で越境流通プラットフォーム事業を行う合弁会社設立に合意

ヤマトの越境ECサービスにEDI担当として抜擢されたということです。

以下リリースから抜粋。

(2)事業概要
日本における物流はヤマトグループ、中国における物流および保税倉庫運営はSIPGLが行い、中国の小売事業者・EC サイト出店事業者と日本のメーカー、卸売業を結ぶ、受発注・在庫・販売実績の越境 EDI システムの構築・運営・管理をプラネットと合弁会社が行います。
日中間の貿易および中国の販路拡大に関してはSNJPと合弁会社が行い、合弁会社と 4 社が保有するネットワーク及び機能を合わせることで、日用品・化粧品・衛生用品をはじめとする日本のメーカー、卸売業と中国の小売事業者・EC モール出店事業者を結びつけ、貿易・物流・情報・決済・販路拡大までを一貫して提供する越境流通プラットフォーム事業の運営を実現します。
これらの機能やサービスを提供することで、日本の大手メーカーの製品だけでなく、中小メーカーの製品も卸売業を通して中国での販売を拡大させ、中国消費者の生活の中に日本製品を浸透させることを目指します。さらにオールジャパンで訴求活動を行うことで、中国における日本製品のマーケット拡大を図ります。また、日本で実績のある標準化されたEDIサービスの採用により効率的で透明性の高い越境取引の実現を継続的に支援いたします。

プラネットはこれまで国内企業間にEDIというパイプを設けてそこにデータを通すことでちゃりんちゃりんと稼いできました。今回のリリースが意味するところはそのパイプが増える、すなわちストック型ビジネスのキモであるストック部分が大きくなるということです。

なお、経産省の報告書「平成 27 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備」によれば越境ECの規模は以下のとおり。

170115-0001

素直に考えれば、越境EDIの将来売上は上図の下から3行目のボリューム・増加率に近似した推移になるのではないでしょうか。

 

システムの入れ替えによる利益率向上

プラネットは数年に一度、サーバー等のハード入れ替えを行います。で、今年はそのサイクルにあたります。以下会社四季報より引用。

【第7世代】17年1月と同8月に6年ぶりのセンターマシン入れ替え実施へ。東京と富山で災害時対応向上。収集するビッグデータ活用した流通関連の情報発信も強化。

これが何を意味しているのか?

ひとことで言うと利益率が向上します。前回のマシン入れ替え後も利益率が数ポイント改善(具体期な値はIR資料参照)しており、今回もそれなりに改善されるでしょう。

なお利益率が上がる分はEDIサービスの値引きと増配で顧客と株主(これも大株主は顧客ですが)に還元する可能性が高いと見ています。前者は競争優位性の向上、後者は株価上昇に寄与するものですね。一般的に値引きはNG(その分顧客の予算が競合他社に渡り、結果として自社のシェアを脅かすため)と考えますが、プラネットのような圧倒的独占企業なら競争の面では問題ないでしょう。また、株主構成からして致し方ないかなと思います。

 

以上です。

続きはまた次回。

参考メモ

この記事を書いた時点の株価: 円 →本日の株価

 

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