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エイトレッド(3969)は右肩上がりのストック型ITサービス銘柄

      2017/05/21

アゲアゲモードから一夜にしてサゲサゲモードに。上げるもトランプ下げるもトランプですな。

さて、今回はエイトレッドをご紹介します。

 

エイトレッドとは

稟議申請などのワークフローをパッケージソフトとクラウドサービスで提供している企業です。同種ソフト・同種サービスでのシェアはNo.1。このあたりはエムケイシステムと同様ですね。また顧客は大手企業から小規模企業まで様々で、エムケイシステムが渇望している大手クライアントを現時点ですでに抱えているのが◯です。

 

典型的なストック型サービス

売上の構成はざっくり新規と既存で半々。新規で取った売上が翌年度からは保守料名目で既存売上に変わる構造です。またクラウドサービスの方は契約翌月からストックに積み上がります。

このあたりは福井コンピュータの収益構造に似ています。#福井コンピュータのパッケージソフトは5年リースで販売

導入社数は右肩上がり。稟議等の社内システムって一度入れると替えづらいです。システムを変えるには社内フローを変えることになり、大きなコストを伴うためよほどのことがなければ替えません。導入しちゃえばそうそうリプレイスされない(=競合に対して障壁ができる)ので、時間の経過とともに当たり前のように積み上がっていくわけです。

つまり絵に描いたようなちゃりんちゃりんビジネスです。

 

社員数に頼らずストックが積み上がる構造

目論見書を見ると、売上の伸びに対して社員数がそれほど増えていません。

エイトレッドは販売やサポートをパートナー企業に委託することで、自社で抱える社員数が少なくても売上が拡大する仕組みを構築しています。

また、個別の企業ごとにカスタマイズをしない(!)という特徴があり、これにより余計な仕事が発生せず、社員は少なく利益率は高くの状態を維持できるようになっています。Ruby on Railsの哲学を彷彿とさせ、個人的に非常に好きな考え方です。

大手企業をクライアントに持つ企業でカスタマイズをやらないというのはある意味大手企業にNOと言うことでもあり、それでも商売になっているところにこの会社の強さが垣間見えます。

このスタンスが社員数を大きく増やさなくても売上を維持・拡大できる仕組みにつながっているわけです。

 

リスクを抑えて着実に成長する会社

エイトレッドの創業者(現会長)は林宗治氏で、この方はソフトクリエイトの経営者です。シュッピン同様、上場企業の経営に慣れた人が舵を握っています。エイトレッドもソフトクリエイトも有利子負債0かつキャッシュが入り続ける仕組みを持った企業であり、林氏の経営方針が現れているようです。財務を健全に保ちつつ時間をかけてコツコツ成長する、そんな企業なのでじっくり時間をかける投資に向いている会社と言えるでしょう。

 

親会社による増配・株価上昇施策への圧力

株主構成を見るとソフトクリエイトとSCSKが100%近い株を持っていることがわかります。

これが何を意味するか?

エイトレッドは増配や株価上昇のプレッシャーを常に受けているということです。このあたりはJSSとニチイ学館の関係と同じです。

個人投資家が騒がずとも勝手に株価上昇に向けて頑張ってくれるのはラクですね。

 

さいごに

ストック型でシェアNo.1という私の大好きなパターンのエイトレッド。まだPERが高いのが玉にキズです。とはいえPERは割り算なので、利益の絶対額が小さいうちは比較的短期間のうちに業績の伸びで是正されます。という言い訳をして、逆張りで買い始めてみました。

ATLED Work Platformのような飛び道具も楽しみですが、着実に業績を積み上げていってほしいと思います。

 

参考メモ

この記事を書いた時点の株価: 円 →本日の株価

 

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