weboyajiの株式投資ブログ

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ビープラッツ (4381)についてのメモ

   

今週は四季報が発売され、さっそく跳ねる銘柄がちらほら。週明け月曜に波のピークが来る感じでしょうか。Twitter上で四季報を利用した投資法は使えない論が出ていましたが、個人的には使い方次第で儲けのチャンスはいくつも見つかると考えています。四季報が使えないのではなく、使い方にアイディアが必要になってきたということかなと思います。

私のPFも四季報の影響でやや上昇し、家口座は年初来+26%(先週比+5ポイント)、個人口座も年初来+26%(先週比+2ポイント)まで伸びてきました。PFを牽引したのはアルファポリスとビープラッツです。ところで…アルファポリスはともかくビープラッツ、この会社のビジネスってわかりづらくありませんか?今回は自分の理解をかねて、ビープラッツについてのメモをブログ記事に書き残しておきます。

 

 

猫も杓子もちゃりんちゃりんしたい時代の到来

ビープラッツの説明をする前に、まず世の中の背景から説明します。

株式投資をやる方ならストック型ビジネス、いわゆるちゃりんちゃりんビジネスの強力さはご存知かと思います。このブログでも東祥ソフトブレーン等ご紹介してきましたが、その後業績の伸びとともに株価が上昇しています。

このストック型ビジネス、最近流行りのサブスクリプション・ビジネスという名前で存在感を増してきています。※厳密にはストック型ビジネスの一種としてサブスリプション・ビジネスがある

投資家が好むこのビジネスモデルは利益率が高い、先々の収益が読みやすい、顧客の利用量を分析し囲い込みへ持っていきやすいといった特長があります。ですので企業側としても是非採用したいビジネスモデルなわけです。Adobeはいち早く月額課金型に舵を切って成功しましたし、MicrosoftもOffice365など同様の変化が見られます。B2Bの世界でもIoTの隆盛とともに売り切りから継続課金へ変化が訪れようとしています。

 

対応を迫られる企業

ストック型ビジネスがそんなに素敵ならどの企業もさっさとやればいいじゃないと思いますが、そう簡単ではありません。例えばOffie製品を仕入れて売るビジネスをしていた企業はどうでしょうか。これまではExcelひとつ2万円で売って終わりでした。仕入れと売値の差額が儲けとなる商売です。ところが仕入れ元のMicrosoftから売る段階では0円、ユーザーの使用期間・使用料(プラン)に応じて価格が変わるものと説明を受けます。え、じゃあ1ライセンスいくらで売ればいいの?帳簿上の売上はいつ計上すればいいの?? さらに、Huluのような定額制ならまだしも、使った分だけ価格が変化する従量課金だと普通の企業はお手上げです。

一方、売る側のメーカーも困ります。ひとつ○○円、と予め販売報酬額を合理的かつ販社が納得するように決めるのは難しい。なので、なんとか販社にも継続型・従量課金型に対応してもらいたくて困るわけです。

 

サブスクリプション・ビジネス需要急増の追い風を満喫するビープラッツ

上記のような企業の課題を解決するのがビープラッツのサービスです。

http://www.bplats.co.jp/

ちゃりんちゃりんビジネスにおける運用まわり一式をオールインワンにしたシステムをSaaS・PaaSで提供しています。

導入企業はビープラッツのサービスを利用することで諸々の仕組みをイチから自分で用意する必要がなくなり、継続型課金・従量型課金でモノを売る際のハードル(コスト)をぐっと下げることができます。

 

足元の業績

5/11に本決算が発表されました。

世の追い風を背景に売上を伸ばしています。

また、今期予想も増収増益で、後述する特徴により利益率も急激に上昇する見込みです。

 

ビープラッツのサービスの特徴

定額課金+従量課金でちゃりんちゃりん

ビープラッツのサービスは定額課金+従量課金で、典型的なストック型ビジネスです。

売上 = 顧客アカウント数×利用期間×利用量or利用プラン

ということですね。変動費が小さいため、顧客アカウント数が増えるほど利益率は上昇します。

顧客が自己増殖するビジネスモデル

また、もうひとつおもしろい特徴があります。

メーカーがサブスクリプション・ビジネスを展開したい場合、自社と消費者の間の商流にある企業(販社など)すべてが同モデルに対応することが理想です。そのためには、商流の間にいる企業にもサブスクリプション・ビジネス用の管理システムを導入してもらう必要があります。

ビープラッツのサービスは、導入企業の商流の下流にある企業が無料で利用できるプランを用意しています。こうすることで同社の仕組みを利用する企業が川下方向に増え、その企業のうち一部が有料ユーザーに転換していくというビジネスモデルになっています。

アメーバのようにサービスが広まっていくことで、マーケティングコストをかけずに顧客アカウントが増え、さらに顧客が顧客を生む仕組みです。これがハマると売上が急拡大するとともに利益率が急上昇します。同社の今期予想はこの効果を見込んだものと思われます。

 

主な競合

サブスクリプション・ビジネス向けSaaSのプレイヤーは、ビープラッツの他以下のようなサービス(企業)があります。

世界的にはZuoraのSaaSが有名ですが、日本国内ではまだまだ浸透しきっていないフェーズでしょう。あくまで個人的な見方ですが、日本の商習慣と合わない部分がネックになるのではと推測しています。

たまごサブスクリプションはテモナのサービスで、Eコマースの定期販売に照準を絞ったものです。

GMOのKaKingはビープラッツのサービスに近いでしょうか。

ただビープラッツの場合、SaaSというよりPaaSとしてシステムに組み込む側面があるようなので、上記3社とは若干立ち位置が異なると見ています。

B2Bの個別要件に合わせやすさ・柔軟性ではビープラッツに軍配が上がると考えていますが、これから注視したいと思います。

 

ひとこと

ビープラッツのサブスクリプションビジネス支援サービスはまさにこれから需要が拡大するフェーズです。

業績も大きく伸びるでしょうし、戦略的な提携も続々と出てくることでしょう。

すでにGMOペイメントのような決済企業も同社に近づいています。

GMOペイメントゲートウェイ株式会社との資本提携を実施

目下株価は急上昇していますが、この先どこまでいきますかね。

来期EPSを291円としてPER40で株価11,640円 〜 PER60で株価17,460円くらいでしょうか。

モメンタムの勢いに乗ってオーバーシュートするかもしれませんが、そのくらいのレンジで見ておきます。

 

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